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新エネ車が自動車輸出増のメインエンジンに

中国網日本語版  |  2025-08-22

新エネ車が自動車輸出増のメインエンジンに。

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発信時間:2025-08-22 14:52:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国自動車工業協会(中汽協)がこのほど発表したデータによると、今年1~7月期の中国の自動車生産台数は1823万5千台で前年同期比12.7%増、販売台数は1826万9千台で同12%増、完成車輸出台数は368万台で同12.8%増だった。今年に入り、中国の自動車市場は全体的に安定的な推移を維持しており、輸出は目覚ましい活況を示している。

中汽協の許海東専務副秘書長は、自動車販売台数が12%の増加を維持し、内需拡大と消費促進において重要な役割を果たしているとの見解を示した。特筆すべきは、新エネ車の輸出台数が顕著に増加している点だ。1~7月期の輸出台数は130万8000台で前年同期比84.6%増となり、貿易成長の目玉となっていると指摘。

輸出企業の面については、「大手企業が先導し、新興企業が追随する」という特徴がみられる。中国自動車流通協会(CADA)乗用車市場信息聯席分会(乗聯会)の崔東樹秘書長は、BYD(比亜迪)、吉利(ジーリー)、奇瑞(チェリー)、長安(チャンアン)などのブランドが好調で、一部の新興自主ブランド企業が海外市場で頭角を現し始めているが、これは中国の新エネ車ブランド全体の競争力の向上を示すものとしている。

中国自動車技術研究センターの呉松泉首席専門家は、中国は新エネ車における先行優位性を頼りに、世界のグリーンで低炭素な発展により多くのソリューションと選択肢を提供し、中国自動車産業の国際市場への参入をよりよく後押ししていると話した。

輸出先を見ると、ベルギー、英国、スペインなどの欧州諸国、フィリピンなどのASEAN諸国、そしてメキシコ、ブラジルなどの中南米諸国が新エネ車輸出の主要目的地となっている。呉氏は、特に対EU輸出は一部で妨害要因があるものの、6月には依然として急速な増加を実現したと指摘した。

中国自動車メーカーは、多様な技術路線、スマートな機能構成、優れたコストパフォーマンス、柔軟な販売サービス戦略により、海外消費者の信頼を徐々に勝ち取っている。その他の国・地域のグリーンで低炭素なモビリティにさらに豊富で多様なソリューションを提供している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月22日

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