税関総署が8日に発表した最新の貿易データの月別動向を見ると、8月の中国の物品貿易額は前年同期比3.5%増の3兆8700億元で、伸び率は7月を3.2ポイント下回った。輸出は2兆3千億元、輸入は1兆5700億元で、前年同期比でそれぞれ4.8%と1.7%増加し、3カ月連続でダブル増を実現した。
累計データを見ると、1―8月の貿易額は前年同期比3.5%増の29兆5700億元で、伸び率は1―7月と比べて横ばいとなり、上半期を0.6ポイント上回った。そのうち、輸出は17兆6100億元で6.9%増、輸入は11兆9600億元で1.2%減だった。
税関総署統計分析司の呂大良司長は、厳しく複雑な外部環境に直面して、中国の物品貿易は安定した増加傾向を維持していると述べた。貿易会社は絶えず高品質で国際市場の需要に適した商品を提供しており、単月の輸出額は6カ月連続で増加。国内の生産・消費の回復のけん引により、累計輸入額の伸び率も月を追って上昇している。
具体的に見ると、競争力のある先進製造業の製品が対外貿易の安定成長に有力な支えを提供している。1―8月の中国の機械・電子製品輸出額は前年同期比9.2%増の10兆6千億元で、輸出額全体に占める割合は6割を超えた。その中で、集積回路と自動車の輸出額の伸びが顕著で、それぞれ23.3%と11.9%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月9日
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