中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループCMG)環球ニュース放送チャンネルの記者はこのほど、フランス人青年のシャルさん(本名はベサンソン・シャル・トム)にインタビューを行った。シャルさんは新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市でフランス語研修機関を創設した。今年35歳で、新疆在住11年、中国在住14年の経験を持つ。
交換留学のため中国へ
フランスの大学で国際貿易を専攻したシャルさんは、2011年の大学3年生の時に母校と重慶工商大学との交換留学プログラムで初めて中国を訪れた。経済管理と中国語を学んだ後、上海のフランスワイン会社でインターンシップを経験。母の教師職業の影響もあり、フランス語教育修士課程を修了した。
新疆で事業を起こす
2014年6月に初めて新疆を訪れ、「ここでフランス語学校を開こう」と決意した。シャルさんは、「市場調査で、新疆の企業とフランス語圏(主にアフリカ)のビジネス取引が多いことに気づき、24歳の若さで起業を選んだ。烏魯木斉で働きたいなら必ず機会がある。今もその決断は正しかったと思う」と語る。
仕事の喜び
シャルさんは、「言語はコミュニケーションツールだ。より多くの人と繋がる喜びが、この仕事の達成感だ」と話す。
豊かな生活
仕事の傍ら、シャルさんは新疆の多彩な生活を楽しんでいる。「快適な生活環境と気候が好きだ」という。シャルさんは、「数週間後にはスキーボードを車に常備し、2歳の娘と一緒にスキーを楽しむ。屋内外でロッククライミングも楽しみ、自然の風景を味わう。春と秋の山岳地帯で馬に乗るのも爽快だ」と楽しそうに話す。
起業と生活の理想の地
重慶で出会った妻との恋愛を経て、現在は4人家族で新疆で幸福に暮らしている。シャルさんは、「ここは起業と生活の理想の地だ。今後もここで事業を発展させていきたい」と決意を語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月24日
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