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米国が大豆収穫期を迎えた現在、多くの農家がSNSで山積み大豆の写真を投稿し「行き場を失った」と嘆く一方、南米産大豆を積んだ貨物船が次々と中国へ向かっている。
大豆は米農産物輸出の根幹だ。海外メディアのデータによると、米国は昨年中国向けに2700万トン（輸出総量の53％超、総額126億4千万ドル）を輸出した。しかし今年1～7月期の対中輸出は590万トンに留まり、5月以降は完全に停止した状態が続く。
米民間調査会社の予測では、11月中旬までに中国が米国市場へ戻らなかった場合、米国が失う対中大豆輸出量は約1400万～1600万トンにのぼる可能性がある。業界関係者は「中国市場を失うことは、事実上の市場半減を意味する」と危機感を示している。
米国は代替市場確保に奔走しており、アフリカおよびアジア諸国に輸入拡大を要請しているという。9月23日にAP通信が撮影した写真によると、国連の会議中にベッセント米財務長官が確認した農務長官からの緊急メッセージには、｢大豆相場はこれにより一段と下落した。これは中国により大きな交渉カードを握られる結果となる｣と表示されていた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年10月15日
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