第8回中国国際輸入博覧会（輸入博）が11月5日から10日まで上海で開催される。多くの外資系企業にとって、世界初の輸入をテーマとする国家級博覧会である輸入博は、新製品や新技術を世界で初披露し、中国の機会を共有する重要な場となっている。

コロンビア大統領府は8月に公報を発表し、同国が主賓国として第8回輸入博に参加することを明らかにした。公報は、「これは両国の経済・貿易関係における重要な一里塚を意味するもので、コロンビアがこの世界最大級の輸入展示会で高付加価値輸出品をアピールする貴重な機会となる」とした。

コロンビアのニュースサイト「Pluralidad Z」は、「今回の主賓国としての輸入博参加は、コロンビアの長年にわたる出展への取り組みの成果であり、コロンビアと中国が外交・経済の絆を深める新たなページをめくることを意味する」と評価した。

国際貿易センターのドロシー・テンボ事務局次長は、「輸入博により、ルワンダの唐辛子、エチオピアのコーヒー、ネパールのカシミヤウールなどが中国人消費者の新たな愛用品となった。輸入博は、世界の中小企業が中国の機会を共有するための扉をますます大きく開いている」と述べた。

チェコ産業連盟のフランチセク・ハラウペツキー副会長は、「中国は世界で最も活力ある市場の一つだ。輸入博はチェコ企業が新たな商機を開拓し、アジアへの輸出を拡大する機会を創出している。チェコ企業は輸入博という重要な場を通じ、製品展示だけでなく中国市場でのビジネス関係の構築も可能だ」と強調した。

ベルギー中国経済貿易委員会のベルナール・デウィット委員長は、「中国は常にウィンウィンの理念を堅持し、グローバル協力を促進し、開放型世界経済体系の共同構築を提唱し続けており、これは称賛に値する」と評価した。

「カザフスタン実業新聞」（電子版）は先ほど、「中国は過去5年で制度型開放の見本を打ち立てた。中国は製造業分野における外資の市場参入規制を全面的に撤廃し、通信、医療、教育などの分野の開放試験を拡大している。年1回開催される輸入博は、市場開放の象徴となっている」と報じた。また、「『十四五（第14次五カ年計画、2021ー25年）』計画の5年間の実績は、中国が世界の変動に対応できるだけでなく、世界の発展の新たな流れをリードできることを示している。新たな章がまもなく始まろうとしている。中国は引き続き開放的で、相互接続する、持続可能な世界経済の構築において重要な役割を果たす」と指摘した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年11月3日