仏大企業グループのケリングのルカ・デ・メオCEOは先ほど、パリで中国新聞社の取材に応じた際に、中国が持続的に推進している対外開放は世界に自信と安定を届けているとした上で、次のように語った。

第8回中国国際輸入博覧会（輸入博）は11月5日から10日まで上海で開催される。フランスに本社を置くケリングは今年も輸入博に参加する。輸入博は中国と世界を結ぶ架け橋であり、協力と共同前進の広大な場だ。ケリングは7年連続で輸入博に参加している。これは中国と長期にわたり手を携え共に進んできたことの縮図だ。

輸入博は中国の経済の活力とイノベーションのペースを展示する窓だ。中国市場におけるテクノロジー、デザイン、持続可能性の融合は我々に、新しい消費体験を作り出すインスピレーションを与え続けている。同様に、我々も自らの経験を中国市場と共有している。「互いに学び、互いに参考にする」が、この輸入博という場のエネルギーなのだ。

中国市場は広さと深さを兼ね備えている。世界で最も活力に富むハイエンド市場の一つであり、ケリングの未来の発展で鍵となる市場の一つだ。過去10年に、中国本土ハイエンド市場の消費総額は約3倍に拡大し、中国市場の消費者による寄与が世界のハイエンド市場の約4分の1を占めている。特に顕著なのは、中国人消費者が成熟した理解と品位を持ち、ブランドの真髄、技術の伝承、感情的な中身への追求が増していることだ。これは我々の傘下ブランドの価値観と完全に一致している。中国の高水準の開放、イノベーションの活力、そして先頭を走るデジタルの実力が、創造力に富んだ市場環境を構築している。

私は第15次五カ年計画に注目しており、その中核をなすイノベーションや持続可能な発展といったキーワードで自信を深めている。中国が持続的に推進している対外開放は世界に自信と安定を届けている。これらの価値は現代において極めて重要だ。中国は市場開放を推進する重要なエンジンであり、我々に深い影響を与えている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年11月4日