経済・持続的発展省傘下のジョージア企業局のトルニク・ジラキシュビリ副局長は先ごろ、新華社の取材に応じた際に、「中国は世界で最も活力ある消費市場の一つであり、中国国際輸入博覧会（輸入博）は中国が各国のサプライヤーに市場を開放する誠意を示すものだ。輸入博への参加はビジネスの面で、ジョージア企業に実質的な成果をもたらしている」とし、次のように述べた。

ジョージア企業局は2018年から国内企業を率いて輸入博に参加している。今年は8回目で、初めて主賓国として出展する。

輸入博はジョージアの輸出増をけん引する重要なエンジンとなっている。輸入博参加は中国市場におけるジョージアのブランドの影響力を高めている。そのため出展企業数が増加し、仕入れネットワークの拡大により、リピート注文や大規模注文が増えている。

ジョージアの革製品ブランド「グフリーニ」はすでに輸入博で電子商取引（EC）協力契約を締結し、中国海南省の三亜市で実店舗をオープンした。また、ドグラゼワイナリー社も輸入博を通じてブランドの注目度を高めており、中国の主要ECプラットフォームでその製品が販売されている。

これらの事例は、初対面から協力実現までのサイクルの短縮、販路拡大、中国市場でのブランドの影響力拡大など、輸入博が出展企業に倍増効果をもたらしていることを示している。

ジョージア企業は今回の輸入博でワイン、蒸留酒、ナッツ類などの特色ある食品・飲料品とともに、デザインやライフスタイルブランドのセレクションを出展する。

ジョージアと中国の間の自由貿易協定、ビザ相互免除関連政策・措置の実施、交通・物流分野の相互接続水準の持続的な向上により、両国間の貿易はより円滑で効率的かつ予測可能になっている。

中国のビジネス環境の持続的な改善は、品質とイノベーションを重視する世界各国の輸出業者にとってより良い条件を創出している。貿易プロセスのデジタル化、通関効率の向上、輸入手続きの最適化で、ジョージアの中小製造業者による中国市場参入のチャンスが増している。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年11月5日