「世界2位の消費市場と輸入市場になった中国は、国家レベルの国際輸入博覧会を開催し、世界に向けて市場を開放している唯一の発展途上国だ」

過去7回の中国国際輸入博覧会（輸入博）における意向成約額は累計5千億ドル超。第8回輸入博には155の国・地域・国際機関が参加し、4108社の海外企業が出展。総展示面積は43万平方メートルを超え、規模で過去最大となった。

今回の輸入博は461の新製品・新技術・新サービスを展示。米国企業の出展面積は7年連続で1位。290社の世界トップ500社及び業界リーディングカンパニーが出展している。これらの数字の裏には、中国の超大規模市場の大きな魅力と、中国経済に対する国際社会の確かな信頼感がある。

中国の対外開放の深さと広さが増し続けている。外資参入ネガティブリストは29項目に削減され、製造業分野では「ゼロ」が実現した。中国は制度型開放によって、より多くの外資と外商投資企業を誘致している。

中国は輸入博などの開放的な場を通じ、世界との架け橋を構築している。「十四五（第14次五カ年計画、2021ー25年）」計画期の中国の世界経済成長への寄与率は約30％で安定。中国は名実ともに世界経済成長の「けん引車」となっている。

中国は今後5年で対外開放を一層重視する。「十五五（第15次5カ年計画、2026―2030年」計画に関する建議で、「高水準の対外開放の拡大」がより重要な位置を占めたことは、開放は永遠に止まらないという中国の戦略的決意を示している。

第1回から第8回までの輸入博の歩みには、発展のチャンスを世界と共有するという中国の初心が刻み込まれている。

輸入博は中国の独唱ではなく、各国の大合唱だ。

黄浦江のほとりの「四つ葉のクローバー」会場から世界に広がる協力ネットワークまで、貿易往来における互恵・ウィンウィンから制度・ルールの深い接続まで。この唯一の国家級国際輸入博覧会は単なる展示会の意義を超え、世界が共有する国際公共財となっている。

百年に一度の変動が加速し、国際情勢が激変する中、中国は自らの質の高い発展の確実性により世界の不確実性を解消し、制度型開放で世界経済の成長に原動力を注入している。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年11月6日