海外メディアは中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)で審議・採択された「国民経済・社会発展第15次五カ年計画(2026―30年)の策定に関する中共中央の建議」(「十五五」計画建議)で提起された「十五五」期の主要目標に強い関心を寄せている。「質の高い発展」と「イノベーション」が関連報道のキーワードとして頻繁に登場している。
独紙「ベルリナー・ツァイトゥング」は専門家の見解を引用し、「十五五」計画建議は既存の政策を基盤に、製造業の合理的な比重を維持し、先進製造業を骨組みとする現代的な産業体系を構築するという中国の長期的な目標を引き続き強調したと指摘。報道では、中国は製造業のバリューチェーンの川上へのシフトを支えると同時に、成長の原動力としての科学技術、イノベーション、消費の役割を強化する方針を打ち出していると伝えた。
米ブルームバーグは、「四中全会コミュニケは質の高い発展と、新たな質の生産力の育成における科学技術の役割を強調した。中国は消費拡大に力を入れ、投資を拡大するという方針を再確認した」と報じた。
イランのウェブサイト「アジア・ニュース」は、「今回の会議は経済・社会発展の全面的なグリーン化転換の加速を強調し、『美しい中国』のビジョンを描き出した」とした上で、「中国は伝統産業の高度化を推進すると同時に、新エネ関連の新興産業の育成を続ける。『グリーン生産力』はすでに、中国の現代化プロセスの大きな特徴の一つとなっている」と指摘した。
米CNBCは、「『十五五』計画建議は消費拡大の必要性をさらに強調し、有効投資とのバランスを維持し、内需拡大を戦略的基点とし、新たな需要で新たな供給をけん引し、新たな供給で新たな需要を創出するよう呼びかけた」と報じた。
ポルトガル紙「Diário de Notícias」は、「『十五五』計画建議は科学技術イノベーションをより重要な位置に据え、『国家イノベーション体系の全体的な機能が大幅に向上』『オリジナルイノベーションとキーテクノロジーの研究開発の強化」を提起した。『十五五』計画建議は国内資源の動員、エネルギー効率及び持続可能性をより重視している」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年11月12日
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