国際エネルギー機関(IEA)はこのほど、年間報告書「グローバル・エネルギー・レビュー2026」を発表した。それによると、2025年の世界のエネルギー需要は655エクサジュール(標準石炭換算で約156億トン)で、前年比1.3%増となった。増加率は2024年の2.0%から大きく低下し、2013年から2023年の平均の1.4%もわずかに下回った。成長鈍化の主な要因については、世界経済の減速、一部地域における異常な猛暑の減少、さらに高効率エネルギー技術の急速な普及などが挙げられる。一方、世界の電力需要は約3%増加し、エネルギー需要の増加率の2倍以上となった。電力需要の伸びは2024年より低いものの、過去10年間の平均を依然として上回っている。
報告書によると、太陽光発電は2025年の世界エネルギー供給増の最大の供給源で、全体の増加分の25%以上を占めた。天然ガスは2位で17%。これは多くの国の発電における天然ガスの重要性を反映している。全体として、再生可能エネルギーと原子力がエネルギー需要増加分の約60%を満たしており、両者の発電量の合計はすでに電力需要の増加分を上回っている。
報告書はまた、電力分野におけるエネルギー供給の多様化がますます顕在化していると指摘。2025年には、世界の太陽光発電量が600テラワット時増加し、世界の石炭火力発電量の減少を促した。バッテリー蓄電は2025年に電力分野で最も目覚ましく成長した技術で、約110ギガワットの蓄電容量が追加され、史上最大の年間導入規模となった。同時に、複数地域で原子力プロジェクトが再び勢いを取り戻し、2025年には世界で12ギガワット以上の原子炉が新たに着工した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年4月28日
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