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日系企業は撤退、中国企業は進出 韓国自動車市場で進む構造変化

「人民網日本語版」  |  2026-05-15

日系企業は撤退、中国企業は進出 韓国自動車市場で進む構造変化。

タグ:自動車 韓国市場 専門家

発信時間:2026-05-15 14:43:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日系自動車ブランドが相次いで韓国事業を縮小するにつれ、これまで現地ブランドと欧米ブランドが主導していた韓国の自動車市場では、中国自動車メーカーの進出ペースが加速し、構造再構築の時期を迎えている。

 2020年に日産自動車が他社に先駆けて韓国市場から撤退したのに続き、ホンダもこのほど、2026年末をめどに韓国での完成車販売事業を終了することを明らかにした。ロイター社の報道では、日本2位の自動車メーカーであるホンダは、2025年の韓国での完成車販売台数が前年比で20%以上減少し、2000台に届かなかった。韓国の英字新聞「コリアタイムス」の論評は、こうした動きは韓国市場における日系ブランドの存在感をさらに薄くすることになるとの見方を示した。現時点で、トヨタと同社の展開する高級車ブランドのレクサスは販売チャンネルを維持しているものの、かつて韓国市場で重要な位置を占めていた日系メーカーの陣営は縮小を続けているという。

 韓国メディアの間では、日系メーカーの韓国事業縮小の原因は、製品構造と市場トレンドのずれにあるとの見方が一般的だ。韓国自動車業界の分析では、日系メーカーは長期にわたりガソリン車とハイブリッド技術の路線に固執し、電動化へのモデル転換戦略が出遅れた。これはホンダに韓国市場からの撤退を決意させた重要な誘因でもある。

 韓国自動車市場の環境は大きな変革を遂げようとしている。韓国紙「東亜日報」が引用したデータを見ると、韓国の電気自動車(EV)の累計登録台数はすでに100万台を突破し、2026年1-4月の新規登録台数は10万台を超えており、EVは全面的普及の段階に入っている。これに地政学的な情勢による国際原油価格の高騰が加わって、市場ではEVニーズがさらに拡大した。韓国輸入自動車協会(KAIDA)が7日に発表したデータによれば、4月の韓国での輸入乗用車の新規登録台数は3万3993台で、そのうちEVが1万8319台で53.9%を占めた。韓国の「亜洲経済日報」は、「自動車2台のうち1台がEVだ」と報じた。

 日系ブランドの縮小と鮮明な対照をなすのは中国メーカーで、電動化を契機として韓国での事業展開を持続的に加速させている。「コリアタイムス」は、「中国EVメーカーは韓国市場での存在感を加速度的に高めており、日系メーカー撤退後の空白を埋めている」と伝えた。

 香港特別行政区で発行される英字新聞「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は、業界の機関がまとめた統計データを引用しながら、「2026年第1四半期(1-3月)に、中国で製造されたEVの韓国での販売台数は前年同期比286.1%増と大幅に増加し、2万5000台に達した。市場シェアも2022年の4.7%から25年の33.9%に大幅上昇した。これと同時に、韓国現地EVメーカーの市場シェアは75%から57.2%に低下し、業界の競争の構図に変化が生じている」と伝えた。

 ある分析によると、欧米市場に比べて、韓国市場は中国製EVに対する貿易障壁が低いという。しかし、これまで中国から韓国に輸出されたEVはバスをはじめとする商用車が中心で、乗用車分野ではヒョンデなど現地メーカーの主導的地位を揺るがすことができなかった。中国メーカーの製品品質が向上し、価格優位性が明らかになるにつれ、業界には、「中国自動車ブランドの韓国市場での競争力が高まり続けている」との見方が広がっている。自動車産業専門家の賈新光氏は、「市場の一般的な予測によれば、今年はメイド・イン・チャイナのEVの韓国市場シェアが40%を突破する可能性がある」と述べた。(編集KS)

 「人民網日本語版」2026年5月15日

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