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新石器・春秋戦国両時代の文化財出土 河南新郷
発信時間: 2008-02-28 | チャイナネット
  河南省新郷市関連部門は、考古担当スタッフがこのほど、同市紅旗区駱駝湾にある約6千年前の新石器時代遺跡で、新石器時代および春秋戦国時代(紀元前770年~前256年)の貴重な文化財を大量に発掘したことを発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

  今回出土した新石器時代遺跡は、建築現場での工事作業中に見つかったという。遺跡は地面から約50センチメートル下方にあり、2層の古代文化堆積層が発見された。この2層はそれぞれ新石器時代と春秋戦国時代のもの。堆積層および出土文物に対する専門家による考証の結果、新石器時代から春秋戦国時代にかけての人類の居住跡であることが確認された。

  考古担当スタッフが発見したのは、春秋戦国時代の井戸・レンガを焼く窯の遺跡やほぼ原型をとどめた古墳だけではなく、陶甕・陶缶など古代の人々の生活用具やその断片、さらには新石器時代に古代の人々が砥いで作った石刀、石鎌、骨製矢じりなどの貴重文化財も見つかった。

  「人民網日本語版」2008年2月28日
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