中国では既にケーブル、無線、衛星、インターネットといった様々な技術手段を併用したラジオ・テレビ放送ネットワークを形成している。デジタルやネットワークといった技術の急速な発展につれて、ラジオ・テレビ放送ネットワークはアナログからデジタル化への転換の新たな段階に入っている。国家広播電影電視総局（ラジオ・テレビ・映画管理部門）のウェブサイトが7日に伝えた。

無線やケーブル、衛星、インターネットはそれぞれ異なる機能の位置づけを持つ。無線方式は最も初期のテレビ放映手段だった。ケーブルテレビは都市住民が中央テレビ局や地方テレビ局の番組サービスを受信する主な手段だ。衛星放送は全国各地の放送中継機関に番組を提供する主要な手段となっている。衛星放送は辺鄙な山間地帯や受信情況の悪い地区に住む視聴者の受信困難という状況を技術的に根本から解決する効果的な手段だ。モバイルマルチメディア放送は様々な小型の携帯端末向けに番組や情報サービスを提供する主な手段となっている。インターネットはコンピュータなどの端末に番組サービスを提供する主な手段で、それ自身が持つ特徴からラジオ・テレビの「対外進出」推進の効果的な手段ともなっている。

広播電影電視総局は各地に対して、無線やケーブル、衛星、インターネットといった様々な技術的手段の関係を全体的に計画し、明確な位置づけに力を入れ、適度な競争を生み、それぞれの優位性を発揮して、全面的で多ルート、現代的な放送システムを形成するよう要求している。

「人民網日本語版」2008年4月9日