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中国初の南極内陸基地、建設へ
発信時間: 2008-07-17 | チャイナネット

国家海洋局が16日に行った記者会見によると、中国初となる南極内陸基地建設が年内にも開始される。中国はこれまで長城基地、中山基地を建設しているが、これに続き、中国の南極観測活動において新たな1ページが開かれることになる。今後中国の南極観測活動は沿岸部から内陸部へと展開され、南極研究の深化および領域拡大が期待される。

国務院の認可を経て、中国第3の南極観測基地であり、また中国初の南極内陸基地となる同基地は、今年10月に出発する中国第25次南極観測隊が建設任務を担当、2009年1月末までの基地主要工事完成を目指している。計画中の内陸基地は夏季研究基地となり、建設規模約556平方メートル、パネル工法により組み立てられる。発電、水処理、交通、通信など関連設備を備え、隊員24人が生活・活動を行うことが可能。建設予定地は南極氷床最高地点のアイスドームA地区となり、中山基地から約1200キロメートル。南極氷床の中心部に位置し、標高は海抜4093メートル。

「人民網日本語版」2008年7月17日

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