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「神舟7号」の打ち上げは9月25日夜9時10分前後を予定
発信時間: 2008-09-12 | チャイナネット

中国有人宇宙飛行ロケットシステム顧問のグループ長である黄春平氏は、もし理想的な気象条件であれば、有人宇宙船「神舟7号」は、25日夜9時10分前後に打ち上げると11日に明らかにした。

理想的な気象条件というのは、雨が降らず地上の風速が8メートル/秒以下で、水平方向の視程は20キロ以上、打ち上げられる8時間前から打ち上げた後の1時間までの9時間、30キロから40キロの範囲で雷や稲光電が発生せず、キャリアロケットを切り離す3キロから18キロまでの空中の最大風速が70メートル/秒以下であることだ。

 

軌道上に「宇宙遊泳」中継用の小型衛星を放出

間もなく打ち上げられる「神舟7号」が正確に予定軌道に入ると、小型衛星は操縦命令に従って宇宙船から放出されるか、または人工的に放出されることになっている。小型衛星は、近距離で「神舟7号」を観測し、取り付けられたCCDカメラで宇宙船の立体写真を撮ったり、飛行士の宇宙遊泳の画面を撮影したりすることができる。

 

「神舟7号」に、微生物菌類やハイブリッド水稲を搭載

江西省農業科学技術院下級の南方航天育種技術センターは、9月15日前に必ず「神舟7号」に搭載する種を北京に送り届けなければならないという中国宇宙技術研究院の緊急通達を8日に受け取った。

南方航天育種技術センターが提供し宇宙飛行する種は、微生物菌類とハイブリッド水稲の2種類。そのうち微生物菌類は、霊芝(レイシ)、ヒラタケ、冬虫夏草、マッシュルーム、エリンギ、茶樹茸など6種類で、ハイブリッド水稲は「洲A」と「洲B」。

南方航天育種技術センターの羅紹春副主任によると、「ここ数年の『宇宙育種』の栽培経験からして水稲が比較的変異しやすく、微生物菌類も突然変異しやすいため、もし変異すれば新しいものができ、『宇宙育種』の研究にとって大きな価値がある」と話している。

「チャイナネット」2008年9月12日

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