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実はしっかり者の「90後」 マイナスのレッテルを貼らないで(1)
発信時間: 2008-09-18 | チャイナネット

 

今週から北京の一部の大学では新入生を迎えている。今年の新入生は「90後(1990年代生まれの若者)」世代がほとんどだ。この「90後」世代の大学入学に関しては、以前からインターネット上で議論の的になっている。「入学準備に2万元」「アニメ番組しか見ない」「QQ(チャット)では『火星語(一般の人には解読できないネット用語)』を連発」「責任感がない」などが、彼ら世代の特徴として挙げられている。中国青年報が伝えた。

北京大学医学部臨床医学科に入学した周源君は、「それは僕たち世代に対する誤解や偏見から来たものだ」と、大多数の「90後」の大学生の意見を代表して述べている。「僕たちは自信があり、自立心がある。それに奇異な価値観は持っていない」と。

「僕たち、本当は自立している」

北京大学図書館新館1階で9月12日、新入生の入学手続きが行われた。入学の手続きをする蘇倩雲さん(江蘇省出身)の背後の木陰には、ギターを背負う父親と、荷物番をする母親の姿があった。彼女の母親いわく、蘇倩雲さんは、中学から全国各地で行われる各学科の選手権などに参加し、今回の大学入学は学校推薦によるものだという。「全国あちこちに行っていたから、娘は自分のことは何でも自分でやっているわ。今回、北京に来るのにも、服、靴、日用品、銀行カード、ギター、キックボクシング用のウェアなど、全部自分で揃えて持ってきたのよ」と話す。

福建省出身の陳進格君は、1人で上京し、北京大学の入学手続きを済ませた。背中にリュックサックを背負い、左手には洗面器とお湯を入れる魔法瓶を、右手はスーツケースを引っ張っている。「1人で汽車に乗って来ました。入学手続きが全部終わったので、これから宿舎に入り、荷物を下ろすことができます」と述べる彼は、なんだかとても自信に溢れていた。

世間から疑問視されていた彼らの生活能力。「90後」世代の新入生の多くは笑って、こう答える。「僕たち、本当はとても自立しているよ!」と。多くが高校の頃から寄宿生活を始めている彼らにとって、大学での新生活は朝飯前なことなのだ。

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