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専門家「神舟7号の船外活動は『宇宙散策』ではない」
発信時間: 2008-09-23 | チャイナネット

「神舟1号」から「神舟5号」までの総設計師で、「神舟6号」と「神舟7号」の総設計師顧問も務めた戚発靭が21日、「神舟7号」の打ち上げについて取材に応じた。「長江日報」が伝えた。

戚氏は船外活動の具体的な内容について「船外に掲げた国旗の回収を以前提案したが、関係方面で検討した結果、観測・制御実験を行うことになった」と説明。「国旗を掴むのであれ実験を行うのであれ、そこで何かをやるのであって、ただ単に外に出る能力を示すために身を乗り出すのではない」と述べた。

最近、船外活動についてメディアの説明が「宇宙散策」「ロープ頼りの移動」と一致しないことについて、戚氏は「どちらも正確でない」と指摘。「宇宙散策は宇宙飛行士が自由自在に宇宙空間を歩ける状態を指すが、無重力下ではこれは現実的でない。このような姿勢を取ったら、たちまち飛んでいってしまう。ロープ頼りの移動というのもその通りではない。今回宇宙飛行士は船外で移動する際、片方の手で船外の手すりを握り、もう片方の手で操作を行う。体につけたロープはいざという時の保険に過ぎない」と説明した。

「人民網日本語版」 2008年09月23日

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