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国家文物局 流失した文物をオークションでは買い戻さない
発信時間: 2008-10-29 | チャイナネット

イギリスの競売会であるクリスティーズは、来年2月にパリで行われるオークションに、円明園から流失したネズミとウサギの頭部の銅像が出品されることになっており、それぞれ800万から1000万ユーロの落札価格が予想されていると明らかにした。

このニュースは中国の人々の間で論議を呼んでおり、多くの人が、円明園の文物がオークションにかけられることには断固反対で、オークションを通じて文物を買い戻すことは、感情的にも理性的にも受け入れ難いとしている。

国家文物局博物館局の宋新潮司長は、オークションは無視するのが一番いいとし、「国家文物局は、戦争で海外に流失した文物について様々な方法で取り戻しているが、買い戻すことは絶対しない。これは基本的な原則である」と話す。また内外のメディアに対してあまり過度な報道を控えるよう求め、「行過ぎた報道は、中国の人々の愛国の情熱を利用した商売人たちに儲けさせるだけだ」と語る。

 

「チャイナネット」2008年10月29日

 

 

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