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HIV検査 北京初の唾液による検出法が登場 20分で測定可能
発信時間: 2008-12-01 | チャイナネット
 北京市朝陽区疾病抑制センターが先日公開した内容によると、12月から、朝陽華人エイズ介入業務チームは、所轄内において、唾液によるHIVウィルスを迅速に検出できる試験紙による検査法を推進することになった。これは北京市においては初めての試みとなる。

 HIV抗体は、血液のほか、唾液、涙、尿液などの体液中に存在するため、この試験紙を、検査対象が提供した唾液の希釈液に入れ、20分もすれば、その結果が得られるしくみになっている。試験紙の赤い判定用ラインが2本浮き出てくれば陽性、1本であれば陰性という結果になり、HIVウィルスに感染しているかを判断することができる。

 今のところ、北京市のHIV判定方式の主体である血液検査は、測定結果が出るのに時間がかかるだけでなく、交差感染などの可能性もあった。このほか、医療条件が整っていない地区や、辺鄙な地域では、リアルタイムの検査が出来ないといった短所もあった。米国で開発されたこの口腔粘膜を含む唾液からHIV抗体の測定する方法は、前述した問題点を解決してくれるだけでなく、国家疾病抑制センター、地壇医院、解放軍第二病院の試験により、その精度は99.9%に達することが証明されている。(編集WM)

 「人民網日本語版」2008年12月01日
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