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「『考える』だけで自動車運転」技術が開発される
発信時間: 2009-01-09 | チャイナネット

「考える」だけで「自動車を運転」できる時代が来ると想像できただろうか? 中国科学技術協会が発表した最新の科学技術成果によると、3次元シミュレーション環境の中で、「考える」だけで自動車運転が可能なシステムが開発された。「新京報」が伝えた。

同システムの開発者のひとり、上海交通大学の趙啓斌・博士によると、この技術は人間の「思考」によりコンピュータ上の自動車をコントロールすることができ、ハンドルやシフトレバーの操作が必要ないという。趙博士によると、人間は「思考」することで脳内に微弱な電気信号が発生し、異なる運動思考は異なる脳域で異なる電気信号を生む。システムのコンピュータは信号を受信後、精密な分析を経て、これらの信号を識別し、各種指令を関連装置に送信することで、自動車のコントロールが可能になる。同博士によると、「考えて動かす自動車」はひとつの応用にすぎず、この研究成果は身体障がい者のサポートにも応用でき、大脳の指令で車いす、パソコンのマウス、義足・義手などの各種装置を動かすことが可能という。

「人民網日本語版」2008年01月09日

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