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2008年度中国最高科学技術賞を決定
発信時間: 2009-01-11 | チャイナネット

 

神経外科医の王忠誠氏と化学研究者の徐光憲氏が9日、2008年度の中国最高科学技術賞を受賞した。

この2人はいずれも80歳を超えたベテランだ。王忠誠氏は中国工程院のメンバーで、神経外科に60年間携わり、脳幹と脊椎の腫瘍の治療に専念し、1万例余りの開頭手術、1000例以上の脳動静脈奇形の矯正手術を執刀した。徐光憲氏は中国科学院のメンバーで、核燃料の化学研究や物質の抽出など多分野の研究に関わり、彼の理論によって改良された希土類元素の抽出法は中国の業界水準を世界のトップレベルに高めた。

奨励大会に出席した温家宝総理は「いま、これまでに見られなかった世界的な金融危機が起こり、世界の金融システムと実体経済に大きなショックを与えた。これまでの経験からみれば、大きな危機は必ず新しい技術革命を伴い、経済の復旧には技術的革新が欠かせない。そのため、科学的成果をいち早く生産力に転換させ、また、企業製品の開発と改善、それに技術力の向上をサポートするため、中国の技術者は一層努力すべきだ」と語った。

中国最高科学技術賞は2000年に設立された国家級の大賞で、奨励金は500万元だ。授賞式は年に一回行われ、これまでに14人の科学者が受賞している。

「中国国際放送局 日本語部」より2009年1月9日

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