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長城の分布図 |
内蒙古自治区測絵(測量・製図)事業局と航空遥感(リモートセンシング)測絵院が実施した測量調査の結果、自治区内の明代長城のうち、全長の22%にあたる157.515キロメートルの部分が消滅していることが判明した。
内蒙古自治区内には、戦国、秦、漢、西晋、北魏、隋、唐、金、明の各時代に築かれた長城が分布しており、長城遺跡が全国で最も豊富な省区かつ長城調査の全国重点省区となっている。同自治区は2008年、自治区内の明代長城の全長を712.603キロメートル、城壁が現存する部分の全長を555.088キロメートル、消滅した部分の全長を157.515キロメートルとそれぞれ確定した。この消滅部分は、長城全長の22%に相当する。
専門家によると、「消滅した長城」とは、長城のうちすでに存在しない部分を指す。消滅した部分の割合が高い原因として、自然風化によることも挙げられるが、道路敷設などのインフラ建設による人為的原因が、より主要なものと考えられる。(編集KM)
「人民網日本語版」2009年2月10日