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警句録
発信時間: 2009-02-19 | チャイナネット

(在北京日本人記者茶話会での講演 00年11月2日)

私が上海で副市長をしていた時だが、訪問したブッシュ大統領に浦東開発の模型について、レーザー・インジケーターを使って説明しようとすると、彼はこのインジケーターはよく知っている、パウエル国防長官がこれを使って湾岸戦争の戦法を説明してくれたことがある、と言った。私はブッシュ大統領に、パウエルとは大きな違いがある、私が指差したビルはどれもが成長するものであり、パウエルが指差したビルはどれもが爆破されるものだ、と。

 

(ベルリン・アジア太平洋週間記者会見での発言 01年9月14日)

(中国の若者の9・11“火事場見物”姿勢への外国人記者の質問に答えて)

事件発生後、私も、このテロ事件は私たちにどんな影響をもたらすのだろうかと考えた。ほかの中国人が感じるよりもっと敏感な立場に私は置かれていたのではないかも知れないが、わたし本人は上海で仕事をしており、ニューヨークの世界貿易センターとほぼ同じ高さの高層ビル、世界第3の金茂大厦をそこに建設していた。金茂大厦は設計や、管理などの面で世界貿易センターとは良好な関係があったが、今では良き姉妹を失ってしまった。ここで思うのは、こうしたテロが米国だけでなく、実際にすべての国にとって脅威となっていることだ。今、あなたが言われた中国の一部の若者の反応については、私もあると考えている。しかし、中国は人口が非常に多く、大学在校生だけでも1000万人を上回る。ネットでこうした気持ちを表した者は、千人中一人を超えることはないだろう。彼らが、ユーゴスラビアの中国大使館空爆や中米軍用機の接触事故などと関連づけているのは明らかだろうから、これは一時的な感情の表れに過ぎず、哲学的な考えではない。

 

(ラテンアメリカ・カスピ海諸国外交官訪問団会談での発言 04年5月10日)

ブッシュ大統領は、米軍兵士によるイラクの戦争捕虜への虐待は米国の価値観を代表するものではない、と語った。このロジックに基づけば、およそ好ましくない行為は自国を代表するものではなくなり、そうなれば、いかなる国であれ素晴らしいものとなる。私は、米軍兵士によるイラクの戦争捕虜への虐待は少なくとも米国の価値観の一側面を代表している、と考える。

 

(ジョセフ・プルーハー駐中国大使との共同記者会見 00年8月17日)

私は、中米間の意見の食い違いは交流を通じてある程度、解消できると考える。米国人が中国の事情を理解できない原因は非常に多い。寒帯に行ったことのない熱帯に住む人はこう言うだろう。「すごい厚着ですね」。逆に寒帯に住む人は「すごい薄着ですね」と。常に接触する機会を持ちたいと思う。弁公室の職員も彼らと一緒にコーヒーを飲む機会をもっと多く持ってもらいたい。

 

「チャイナネット」2009年2月19日

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