中国航天科技集団公司傘下の中国長城工業総公司は北京で24日、ナイジェリア通信衛星社とナイジェリア通信衛星「NIGCOMSAT-1R」プロジェクトに関する契約を結んだ。この衛星は故障によって軌道上で稼動停止した衛星「NIGCOMSAT-1」に続くものとなる。
通信衛星「NIGCOMSAT-1R」は中国宇宙技術研究院が開発した東方紅4号衛星の技術を採用、設計寿命は15年とされ、主にナイジェリアの通信・放送・遠隔教育・ブロードバンドマルチメディア・ナビゲートサービスなどに利用される。契約規定によると、この衛星は2011年第4四半期に中国の研究所が開発した運搬ロケット「長征3号乙」を使って西昌衛星発射センターから打ち上げられる予定。
太陽電池パドルの故障によって08年11月11日に軌道上で稼動停止した衛星「NIGCOMSAT-1」に続くものとなる。「NIGCOMSAT-1」は07年5月14日、運搬ロケット「長征3号乙」を使って西昌衛星発射センターから打ち上げられ、同年7月6日に軌道上でナイジェリア通信衛星社に引き渡された。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年3月25日