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中国、ペルーとアマゾン熱帯雨林生態変化を研究
発信時間: 2009-08-11 | チャイナネット

 中国科学院華南植物園によると、同園が進める「中国・ペルー生物多様性協力研究およびデータバンク構築協力計画」がこのほど、中国科学院による認可を受けた。中国の科学者が初めて南米アマゾンの熱帯雨林で大規模かつ総合的な視察と採取を実施することになる。新華社が8日伝えた。

 同プロジェクトの中国側の責任者・葛学軍氏によれば、ペルー国立農業大学と協力し、ペルーにあるアマゾンの熱帯雨林を基地に、大規模かつ総合的な視察と採取、研究が実施される。同時に、中国はペルーの研究者を研修や留学で中国に招き、「熱帯・亜熱帯雨林生物多様性国際保護・管理研修クラス」を開設し、ペルーの科学者や大学院生の研究レベルを向上し、両国の相互理解を深め、長期協力の基礎を打ち立てる方針だ。

 葛氏によると、「中国・ペルー生物多様性協力研究およびデータバンク構築協力計画」の展開によって、中国とペルーによる生物の多様性に関する共同研究がいっそう強化されるほか、アマゾン上流域の熱帯雨林生物の多様性を徹底的に調査することで、今後地球の変化が同地域の生物の多様性に与える影響について研究の基礎を築くことになる。さらに、野外調査と採取を通じて、ペルー側と共有できる生物の多様性に関するデータバンクを構築し、この分野の科学研究能力および両国間の友好関係を強化する考えだ。(編集KA)

  「人民網日本語版」2009年8月10日

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