業界内外の注目を集める中国移動(チャイナ・モバイル)の「モバイル・マーケット」が17日、正式に発表され、5億人以上の中国移動のユーザーが携帯電話端末を使ってアプリケーションソフトを自由にダウンロードできるようになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国移動の王建宙総裁によると、同日から始まった「モバイル・マーケット」は、コンテンツメーカー・端末メーカー・アプリケーション開発業者・個人開発者が、携帯ユーザーに様々なアプリケーションやデジタル商品を提供する全く新しいプラットフォームで、中国移動のネットワークとアプリケーションサービス、携帯端末を完全につなぐ、第3世代の携帯電話方式(3G)時代の新たなビジネスモデル。世界初、通信事業者が運営するオンラインストアで、移動夢網(モンターネット)に次ぐ、産業チェーンとビジネスモデルを全面統合する新たな発想で、中国が独自に開発した3G規格「TD-SCDMA」の発展と運用を推進し、産業チェーンのウィンウィンを実現する上で大きな影響をもたらす。
中国では現在、広範にわたって3Gネットワークを構築し、スマートフォンの普及も急速に進んでいるため、モバイル・アプリケーションの発展に力を入れる時が到来したといえる。中国の携帯電話ユーザー数は膨大で、都市部と農村部に高品質なモバイル通信ネットワークが構築されていることから、モバイル・アプリケーションは今後巨大な市場が形成され、産業チェーン上のすべてのメーカーにとって新たな発展のチャンスが訪れる。このことは、世界的な金融危機を背景に、中国の電子情報産業の振興にとって間違いなくいい知らせといえる。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年8月19日