18日に開かれた風力発電ハイレベルフォーラムで、中国初となる独自の知的財産権をもつ最大出力2メガワットの永久磁石ダイレクトドライブ風力発電機の開発・製造に成功したことがわかった。中国が独自に開発した中では最大の永久磁石ダイレクトドライブ風力発電機で、中国の永久磁石ダイレクトドライブ風力発電技術が世界水準に達したことを意味する。新華社のウェブサイト「新華網」が13日伝えた。
国家希土永久磁石電機工程技術研究センターの唐任遠主任(中国工程院院士)によると、力徳風力発電(江西)有限責任公司は江西省の豊富なイオン吸着型中重希土類資源のほか、独自の強力な機械加工能力と開発能力を頼りに、このほど中国初となる最大出力2メガワットの永久磁石ダイレクトドライブ風力発電機を完成させた。
この技術には中国の気候条件や風資源の状況が十分に考慮され、台風や低温、砂埃対応の設計のほか、構造の最適化、電磁計算、温度場設計等の面で工夫を凝らした設計が数多く施されている。微風でも起動し低風速グリッド接続発電の効果に相当するため、風力エネルギー資源をいっそう活用できる。同じ条件のもとで比べると、1基当りの年間発電量が国外から導入した永久磁石ダイレクトドライブ風力発電機よりも約15%高い。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年11月20日