世界知的所有権機関は11月6日、『世界知的所有権指標報告』を発表した。報告によると、2022年の中国の特許出願件数は約160万件で、世界トップとなった。
2022年、中国のPCT国際出願件数は初めて7万件を突破し、2019年からトップを4年維持している。最近の世界科学技術クラスタートップ100でも、中国はランクイン数で初めて世界一となった。今年9月時点で、中国の有効発明特許件数は480万5000件、商標件数は4512万2000件に達した。また、中国は知的所有権の実用化においても著しい進展を見せている。2022年の中国の有効発明特許の産業化率は36.7%で、ハイテク成果の実用化は経済・社会発展の新たな原動力となっている。
世界知的所有権機関が先日発表した2023年版グローバル・イノベーション・インデックス (GII) では、世界科学技術クラスタートップ100に中国から24ヶ所がランクインし、世界最多となった。
世界知的所有権機関の評価方法に基づくと、PCT国際出願件数と科学論文発表部数は、地域の世界科学技術クラスターのランクイン数に関わる重要な根拠である。特許発明者と革新者が密集する地域として、科学技術クラスターには科学研究機関、企業、イノベーション・プラットフォームなどの革新資源要素が集中し、革新の生態系が構築され、相乗効果が生まれる。近年、中国の科学技術クラスターの数は絶えず増加し、革新能力は向上し、中国の革新成果の産出と実用化にふさわしい環境を提供している。
近年、中国の科学技術クラスターの数が年々増加しているのは、地域の革新発展と大きく関わっている。中国科学技術発展戦略研究院技術予測・統計分析研究所の玄兆輝所長は、「近年、中国は地域の科学技術革新発展戦略を強化し、国際科学技術革新センターや地域科学技術革新センターの建設を推し進めている。各地は資源の結集に力を入れ、地域のイノベーション高地の構築を加速化している」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月20日