中国ロボット産業発展大会2023が5日、安徽省蕪湖市で開催された。大会で発表された「2022年中国ロボット産業データ」によると、中国は10年連続で世界最大の産業用ロボット市場となった。

　中国機械工業連合会の秘書長で、中国ロボット産業連盟の執行理事長である宋暁剛氏によると、中国の産業用ロボット市場は昨年、世界市場の52％を占め、10年連続で世界最大の市場となった。うち中国ブランドの産業用ロボットの増加率は過去10年と比べ最も高く、ほぼ過半数の国民経済中類で自主ブランドのロボットが導入されている。

　中国工業・情報化部装備工業一司の汪宏副司長によると、中国の今年1−10月のロボット産業売上高は前年同期比9.3％増で1300億元を超え、ロボット製品貿易額は同23％増の26億6000万ドルだった。ロボット産業は発展が目覚ましく、高い潜在力を秘めている。

　国際ロボット連盟（IFR）のスザンナ事務局長は、ロボットの導入がより広がり、コストが下がると見ている。大手グローバル企業だけでなく中小企業も便利なロボットを利用できるようになるという。AIとロボットの統合がより緊密になり、ロボットはよりスマートでよりスムーズでより効率的になる。未来のロボットは人類の真の協力者になる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年12月6日