航天科技集団の研究チームはこのほど、中国は2030年までに火星のサンプルリターンを完了する計画と明かした。中国人はよりしっかり、より遠くへと宇宙探査の道を歩んでいる。世界に目を向けると、人類はこれまで火星に40を超える宇宙探査機を打ち上げている。人々は火星探査に意欲的で、火星探査の歴史は宇宙事業の歴史全体を貫いている。長期的に見ると、火星探査により人類の新たな資源を発見できる。多くの科学者は、火星を人類の居住に適した第二の故郷にできるかもしれないとしている。
世界各国は近年、火星探査を積極的に推進している。火星周回軌道の探査機には現在、米国の「マーズ・オデッセイ」「マーズ・リコネッサンス・オービター」「MAVEN」、欧州の「マーズ・エクスプレス」「ExoMars Trace Gas Orbiter」、アラブ首長国連邦の「HOPE」、中国の「天問1号」などがある。火星の表面では、米国の火星ローバー「キュリオシティ」「パーサヴィアランス」及び着陸探査機「インサイト」や、中国の火星ローバー「祝融号」などが着陸探査もしくは巡視探査を行った。
人類の今後の火星探査には主に次の2大任務がある。(1)火星のサンプルリターン及び探査。火星の特定地域を詳しく調べることで、火星に水や生命の痕跡が存在するかを確認する。(2)有人火星上陸。この2つの任務は過去に前例がなく、多くの困難を乗り越える必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月29日