科学調査隊に穿孔作業を指導する徐柏青さん(右)
9月11日晩、中国科学院青蔵高原研究所副所長の徐柏青研究員が率いる科学調査隊は、普若崗日氷原の最上部の標高6100メートルにある「Dome.C」で氷の芯を取る穿孔作業を行った。
普若崗日氷原は羌塘(チャンタン)国家級自然保護区の中心地にあり、中国で標高が最も高い県級行政区・西蔵自治区双湖県の北東約90キロ地点に位置する。ここは世界の代表的な高原氷河で、複数の繋がった扁平型の氷河からなり、中心から四方の谷に向かって50本以上の氷河が広がり、中低緯度最大の氷原である。
今回実施した氷芯を抜き取る作業は、今年8月に始まった第2回青蔵科学調査「守護水塔——‘一原両湖三江’重大代表的科学調査活動」の重要な部分で、2000年に氷河学者・姚檀棟院士が率いるチームがここで氷芯抜き取り作業を中心とする総合科学調査を実施したのに続く、二度目の普若崗日氷原での氷芯抜き取り作業となる。
新華社記者 姜帆撮影