「海葵1号」と「海基2号」という2つの「大国の重器」が同時に生産を開始する。これは中国の超大型石油・ガス設備の独自建設能力が世界先進水準に達したことを意味する。中国海洋石油集団有限公司(中国海油)が19日、発表した。
アジア一の深水ジャケット「海基2号」は油井掘削・生産・生活の多機能を集める。高さは428メートル、総重量は5万トン以上。
アジア初の円筒型海上石油・ガス処理工場「海葵1号」は高さ90メートル弱、総重量約3万7000トン。最大石油貯蔵量は6万トンで、毎日約5600トンの原油を処理できる。
2つの「大国の重器」が位置する流花油田は、1996年3月に生産を開始した中国初の深水油田だ。平均水深は約324メートルで、確認埋蔵量は1億6000万トン以上。油田は28年の採掘により、累計2300万トン以上の深水石油・ガスを貢献。
油田全体の採取効率を高めるため二次開発を行う。新たに32井を掘削する予定で、油田のピーク時の石油生産量は1日当たり2700トンにのぼる見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月19日