中国科学院広州地球化学研究所の徐義剛院士が率いる研究チームはこのほど、3.5グラムの月の土壌サンプルの中から、150マイクロメートルから350マイクロメートルの大きさの特殊な岩石破片を3粒発見した。
研究チームは破片の年代を正確に測定するとともに、リモートセンシング画像と地球化学データなど多方面の情報を総合的に分析し、破片が記録する41億6千万年前という年代がアポロ盆地の形成時期であることを最終確認した。これにより、月の「隕石重爆撃期」の開始時期が少なくとも1億年さかのぼることになり、地球・月システムの進化に関する人類の認識を改めることに貢献するとみられている。本研究成果は8月20日、国際学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月21日
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