「木蘭の花、木蘭の花、女子のようにあでやかで、男子のようにたくましい…」美しいテーマソングの中で、中国人民解放軍総政治部歌舞団による中国のオリジナルのオペラ「木蘭詩篇」が11月11日から20日にかけて、東京と札幌で4回の公演を成功裏に行った。
11日の学習院百年記念館での初公演には皇太子殿下がお目見えになった。13日の東京文化会館での公演はテレビで生中継された。中国のオペラが日本で観賞され、これほど人気を博したのは珍しいことである。この公演の舞台裏にはどんな物語があったのだろうか。日本の指揮者や楽隊との協力はスムーズであったのか。オペラの芸術総監督を務めた総政治部歌舞団の彭麗媛団長は、どのように歌舞団をリードしたのか。こうした問いを胸に、3回の東京公演で木蘭役を主演した中国人民解放軍総政治部歌舞団の青年声楽家雷佳さんを取材した。
花木蘭が男性に扮し、父の代わりに従軍するという、中国で約1500年前から伝わる感動的な物語は、2004年に「木蘭詩篇」としてオペラ化され、国内で好評を博したのみならず、米国やオーストリアでも上演され、国際的な名声を勝ち得た。今回の日本公演では中日両国の芸術家が改めて制作に取組んだ。木蘭役は、札幌では譚晶さんが演じたほか、3回の東京公演ではいずれも雷佳さんが主演した。 全文へ
「チャイナネット」 2009年12月31日