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japanese.china.org.cn |16. 01. 2013 |
チャン・ツィイーの2012年 国際派スターとして復活
「初恋の来た道」(我的父親母親)でチャン・ツィイー(章子怡)がスクリーンデビューを飾ってから12年の月日がたった。チャン・ツィイーは近年、09年の不倫疑惑や08年に発生した四川大地震における救済チャリティー募金の使途不明疑惑、12年の政府高官との「援助交際」疑惑など次々とスキャンダルに見舞われ、デビュー以来最大の低迷期に陥っていた。
そんなチャン・ツィイーにとって映画・芸能界において、節目となるひとまわり12年目にあたる2012年は非常に忙しい充実した一年だった。過去一年を振り返ってみると、自分の弱さを人に決して見せない意志の強い女優、チャン・ツィイーは、改めて人々に自身の勇敢さと存在意義を見せてくれた。控えめな国際派スターの見事な復活劇を分析する。 「人民網」が伝えた。
1.映画「最愛」で監督が選ぶ最優秀女優賞を受賞
クー・チャンウェイ(顧長衛)監督の「最愛」(Life is a Miracle)を主演した時期、チャン・ツィイーはまさにデビュー以来最悪の低迷期に陥っていた。相次ぐスキャンダルにより、世界的に注目される国際派女優というイメージから一気に転落。そんな中で撮影した「最愛」は中国で大ヒットとなり、チャン・ツィイーの感動的な演技も高い評価を得た。
「喧騒と落ち着かない環境の中で、最大の努力を傾け、独特で鮮明な人物像を作り上げ、心のこもった演技で自己と劇中の人物を一体化してみせた」。これは、チャン・ツィイーが中国映画監督協会主催の2011年度表彰大会で女優賞を受賞した際の審査員のコメントだ。「最愛」はチャン・ツィイーとアーロン・クオック(郭富城)主演のラブストーリーで、閉鎖的な農村で生きるHIV感染者同士の男女の恋愛を描いている。