中国政府の林業主管部門は、1980年から世界自然保護基金(WWF)と良好な協力関係を続けており、多くの自然保護プロジェクトを共同で実施して、成果を挙げている。概計では、2000年以来、WWFは中国に約2億元の資金を援助しており、また、様々な形で中国の自然保護事業を支援している。双方の協力分野はたえず拡大しており、協力プロジェクトは、始まりとなったジャイアントパンダの保護から、生物多様性の保護、湿地と水資源の保護、持続可能な営林、世界の気候変動の影響の減少・緩和など多くの分野に及んでいる。
現在、全国の各種自然保護区は合計2349カ所あり、面積にして15.2%を占めている。林業部門が建設した保護区だけでも、中国の陸地生態系の90%、天然湿地の45%、野生動物種群の85%、高等植物群落の65%、天然優良質森林の20%を占めており、それらを効果的に保護している。
「人民網日本語版」2007年6月6日