国家林業局の祝列克・副局長は4日の国務院新聞弁公室の記者会見で、今年9月に中国の胡錦濤・国家主席がAPEC(アジア太平洋経済協力会議)第15回非公式首脳会議で「アジア・太平洋の森林回復と持続可能な管理のネットワーク」構築を提唱し、また会議を通過した「シドニー宣言」に盛り込んで、国際社会から大きな反響を得たと紹介した。米国とオーストラリアも共同発起国に加わることを発表している。
祝副局長は次のように述べている。
森林は二酸化炭素の吸収と気候変動への対処で重要な役割を担い、世界の森林が効果的に回復、管理されることで初めて現在の温暖化に人類は共同で対応することができる。ここ数年中国は森林と湿地の管理・保護で大きな成果をあげている。各国、特にアジア・太平洋地区の発展途上国と中国の林業発展における成果や技術を共有するために、中国政府はこのネットワークの構築を提唱した。このネットワークはAPECのメンバーだけでなく、アジア・太平洋地区の全ての経済体が活動に参加できる。またこのネットワークはアジア・太平洋地区の政府機関、企業、学術団体、非政府組織、政府間組織向けに開放される。
「人民網日本語版」2007年12月6日 |