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洞庭湖が氷結、渡り鳥数万羽が生命の危機 湖南 |
発信時間: 2008-01-29 | チャイナネット |
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湖南省の東洞庭湖国家級自然保護区が28日明らかにしたところによると、連日の寒波の影響を受けて、平素は霧のかかった水面が広がる洞庭湖が氷結し、湖面は真っ白い雪で覆われた。湖周辺にいる渡り鳥は、厳しい寒さやエサ不足などにより、数万匹が 生命の危機にさらされている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 同保護区は総面積19万ヘクタールに及び、国内にある世界的に重要な湿地21カ所のう ちの一つだ。渡り鳥数万匹の理想的な越冬地であり、休憩地でもある。 同保護区管理局の趙起鴻局長によると、ここ数日の積雪と氷結とにより、渡り鳥が死亡しただけでなく、エサとなる苔や草などが枯れたため、おなかをすかせた雁などが 付近の小麦畑を荒らしている。 趙局長によると、同局はこうした状況に対し、作業員を組織して保護区内の大・小西湖や採桑湖などの重点エリアで巡回や救助活動、科学的観測などを中心とした大規模巡視活動を展開している。鳥がよく出没する場所にワラやアシなどを置いて越冬を助 けるほか、さまざまな地点にエサを置いて、鳥が最低限のエサを確保できるようにしている。 趙局長は「社会全体の力を動員し、ともに協力して、渡り鳥が安全に越冬できるようにしたい」と話す。 「人民網日本語版」2008年1月29日 |
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