于慶泰・外交部気候変動交渉特別代表は12日、バリ島での国連気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)の成果を基礎に、実質的な交渉と協議を行うよう各国に呼びかけた。
于特別代表は国連総会で気候変動問題をテーマに発言し「昨年12月にバリ島で開かれたCOP13は重要な転換点・一里塚であり、気候変動対策における国際協力が新たな歴史的段階に入ったことを示すものだ。だが、バリ・ロードマップは出発点に過ぎず、2012年以降の国際協力について今後2年内に合意に達するには、なお多くの実質的な協議と交渉が必要だ」と指摘した。
さらに「国連気候変動枠組条約と京都議定書で確立された原則、とりわけ『共通に有しているが差異のある責任』は国際社会の共通認識を反映したもので、気候変動対策における国際協力を効果的に実施する上での基礎と前提であり、今後のいかなる枠組もこれらの原則に従って設計されなければならない。また、減速・適応・技術・資金は、気候変動に効果的に対処し、また今後の枠組を構築する上での4大要素であり、1つとしておろそかにしてはならず、等しく重視しなければならない」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2008年2月14日 |