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内蒙古の黄砂、減少傾向に
発信時間: 2008-03-20 | チャイナネット

内蒙古気象台が発表した情報によると、年々激しくなる傾向にあった黄砂は、内蒙古では昨年わずかに減少した。例年の同時期と比較して、大風・砂ぼこりの日数は例年並みだったが、「砂塵暴(視界1キロ以下の黄砂)」の日数は減少したという。「新華網」が伝えた。

内蒙古気象台の康玲・副台長の分析によると、内蒙古の春季の砂塵暴の日数は、階段型の変化を示している。60年代の初頭から中頃にかけては減少、60年代中ごろから70年代末までは増加し、80年代初頭から90年代後期は再び減少。00年以降は再び増加を見せている。

07年の春季の黄砂状況を例年の同時期と比べると、内蒙古の黄砂日数は例年並みだったが、砂塵暴となった日は比較的少なかった。「揚砂」が記録されたのは合わせて4回、「砂塵暴」は6回。そのうち1回は広範囲にわたったが、3回は狭い範囲、2回は局地的なものにとどまった。

※黄砂は、浮塵・揚塵・砂塵暴・強砂塵暴の4レベルに分けて記録される。揚塵では視界が1~10キロ、砂塵暴では1キロ以下、強砂塵暴では500メートル以下となる。

「人民網日本語版」2008年3月20日

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