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上海の研究チーム、世界最高効率の太陽電池を開発
発信時間: 2008-04-25 | チャイナネット

上海市科学委員会はこのほど、華東師範大学の研究チームがナノ材料を利用した「葉緑体」の「創生」に成功し、非常に低コストな光エネルギー発電を実現したと発表した。

葉緑体は植物が光合成を行う部位で、太陽光を効率的に化学エネルギーに変換することができる。今回研究チームは植物の外に葉緑体を「コピー」したのではなく、自然からインスピレーションを得て、葉緑体と似た構造を持つ新型電池「染料感光太陽エネルギー電池」を開発し、光エネルギーを電気エネルギーに変換することを試みた。上海市ナノ専門基金の支援の下、3年余りの実験と研究を重ねた結果、この生物工学太陽エネルギー電池の光電変換効率はすでに10%を超え、11%の世界最高水準に近づいている。

「人民網日本語版」2008年4月25日

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