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生態環境の回復を実施 黄河流域の土砂流失が減少
発信時間: 2008-07-21 | チャイナネット

2002年から3期に分けて実施されてきた黄河の水・土砂流失防止のための生態系回復プロジェクトにより、同プロジェクトの試行地域の生態環境が大きく改善され、水や土砂の流失が効果的に抑制されている。プロジェクト地区のモニタリング分析・統計によると、第1、2期の試行プロジェクトにより同地区の水や土砂の流失が毎年419万トン減少したという。「大河網」が伝えた。

黄河水利委員会によると、ここ数年黄河水利部門は「生態系の自主的な回復能力を発揮させ、生態環境を改善させる」という治水の新構想を提唱し、各地と管轄区内の国家貧困支援、「退耕還林(耕地を森に戻す)」・生態環境の保護や改善を目的に20万人を移民させる「生態移民」といったプロジェクトと結びつけ、黄河の水・土砂維持の生態改善を実施している。「封育保護(荒地を金網で囲って保護すること)」により、各プロジェクト地区の植生覆蓋率は大きく向上している。植生が回復するにつれ、地域的な気候にも有益な変化が生じ、貯水や土壌保全の能力が強化され、砂嵐の被害が減少、動植物種類が徐々に増加し、生態系に対する効果が現れ始めている。

「人民網日本語版」2008年7月21日

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