北京環境保護局によると、2008年に北京市で大気の質は良の2級（1級が優良で5級まである）以上の日が274日間に達し、目標を18日超えた。昨年と比べて2級以上の日数は28日増え、北京で大気汚染への取り組みが始まった1998年に比べれば、2008年は青空が174日間多くなったことになる。

200の措置で五輪期間の青空を保障

オリンピック期間中、北京は厳しい臨時措置を採った。具体的には、自動車のナンバーによる規制や、約150社の冶金や建築材など汚染の深刻な企業の生産中止、都市中心部での工事の中止だ。また自動車のナンバープレート末番号の奇数と偶数による規制で、北京では毎日約200万台の自動車が減り、この台数は2002年の北京の自動車総数よりも多かった。

昨年6月末には13カ月をかけて建設された1000カ所のガソリンスタンドとガソリン輸送車のガスリサイクルプロジェクトが完成し、年間の排出ガス量も2万トン減少した。こうした一連の措置により、オリンピック期間中はきれいな空気を保障することができた。

オリンピック後も大気の質を保障

北京市はオリンピック期間中の大気の質に関する全ての約束を実現したが、環境改善の挑戦はまだ終わっていない。

2009年の北京の青空目標は、2級以上の日が去年より1ポイント高い71％で、日数は2008年の目標だった256日より3日多くなっている。

今後は、自動車の排出削減やエコ工事、中心部の住宅での石炭から電気による暖房の変換など、23の措置が実施されることになっている。

「チャイナネット」2009年1月5日