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「評論」世界新記録が北京の青空を証明
発信時間: 2008-08-19 | チャイナネット

後世が北京五輪について語る際、まずフェルプスとボルト、この2つの名を挙げるのは違いない。17日、米国の背の高い若者は「水立方」で夢を現実のものにし、立て続けに8個の金メダルを獲得、驚くべき歴史的な記録を打ち立てた。16日、ジャマイカの陽気な青年は軽々と人類を100メートル9.7秒以内に駆け込ませた。しかも最後の数メートルはなんと愉快に踊る姿をみせた。彼が次ぎに9.6秒以内で走り込む可能性を疑う人はいないだろう。

彼らは間違いなく五輪の栄光、北京五輪の栄光を手にした。われわれは彼らの国をしっかりと記憶するだろうが、さらにそれ以上に、彼らがあなたと私の代表となり、全人類を代表して夢を実現したことをしっかりと記憶にとどめることだろう。競技会場で主催国の観衆が彼らにささげた耳を突くような歓呼がこのことを証明している。

そう、後世が北京五輪について語り、フェルプスとボルトが創造した奇跡について語るときには、奇跡の誕生地である主催国が創造した同じように奇抜な「鳥の巣」と「水立方」を必ず挙げることだろう。「鳥の巣」のなかでボルト選手は翼を振って飛翔し、「水立方」のなかではフェルプス選手が腕を奮い起こして次々と金を手にしただけでなく、13カ国の「飛ぶ魚」たちが25の世界記録を塗り替えた。フェルプス選手は「水立方」に一目ぼれし、北京に来るや何度も称賛している。「これはトップクラスの競技施設だ。あなたがこのプールに入れば、興奮だろう。これは疑いもなく僕が参加したことのある五輪で最高のプール。まさに僕が渇望していた競技環境だ」。彼は少しも惜しむことなく「史上最高」という言葉で選手村を形容している。男子100メートル自由形の金メダリスト、ベルナール選手も「すごい」「感動的」と「水立方」を形容。彼は「ほとばしる気持ちあふれる一周」を体験した。

北京五輪主催者にとって、このように奇抜な成績があり、選手のこのように味わい楽しみ、このように満ち足りた評価があることは、金メダルランクでの一時的なリードに比べはるかにずっと慰められる。全世界の客人を招待して客になってもらうことは当然、彼らに優れた技術を見せるためではなく、客人に楽しんでもらい、五輪の聖火を北京でさらに勢いよく燃えさせ、東西文明の融合の歴史で記録するに値する歴史的な時間にするためだ。

五輪の16日にわたる歓喜と奇跡のために、主催者はベストを尽くしたと言える。5千年の間に蓄積された文化的財産を前面に押し出し、改革開放30年に積み重ねられた物質的財産を動員し、13億の中国人と世界の気持ちの通った情熱を背に、1千万人を超す北京市民と数十万人のボランティアの貢献とサービスに依存するなど、北京五輪が結集できるサービス資源は、恐らく「史上最強」だろう。

外観が幻想的、設計が科学的で選手を興奮させて止まない「鳥の巣」や「水立方」などのハードは言うにおよばず、主催者はまた非常に用意周到で、さらに慎重により多くの「ソフト」サービスを提供。壮観な開幕式が終了した後、多くの人が気象技術の高さが開幕式の円滑な挙行を保障したことに注目した。観客が支障なく帰宅できるよう、地下鉄などの公共交通機関は運行時間を延長。車両はプレートの偶数、奇数ごとに運転を規制したほか、五輪専用車線を設けるなど、マイカーには不便がもたらされたが、交通渋滞はかなり緩和された。メーンプレスセンターは「五輪史上最大」となり、2万人余りの記者に最大の便宜を提供。971あるデスクのうち680にブロードバンド・インターフェースが設置されたほか、各デスクにはPC紛失防止チェーンが設けられた。ある米国人記者は「主催者は非常にきめ細かく、とにかくあるべきものは何でもある」と語っている。さらに「鳥の巣」の入り口には、細心の配慮で噴霧加湿装置が設置され、観客は乾燥しやすい秋の空の下でも湿潤さを味わった。以前は見られなかった一部のサイトも公開。そして、選手の食欲を大いに誘う様々な美食…

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