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「評論」世界新記録が北京の青空を証明
発信時間: 2008-08-19 | チャイナネット

数日雨が続いたあとの、北京の洗われた青空を見上げてみよう。開幕前の北京の大気の質をめぐる疑問や心配を微笑みながら思い出すかもしれない。西側メディアは北京の大気汚染による選手の健康や成績への影響を憂慮し、これは必ず失敗する五輪になるとも断言した。相次ぐ世界新記録の前に、こうした心配は風とともに去っていった、と確信している。もちろん、主催者はこのために極めて大きな努力を払ってきた。一部の汚染企業を閉鎖、生産停止、移転させたり、ハイテクを駆使した環境保護施設を増設したり、緑あふれる樹木や大柄な花を数多く増やしたり、奇数と偶数別に車両を制限したことで、通行量は半減、排気ガスの放出も半減……。

北京の青空は、五輪と主催都市が連係してより素晴らしいものにした最高の象徴である。

そう、サービス提供の面で中国はかつて「おおざっぱ」の名を冠されたことがある。だが、北京五輪では、主催者はきめ細やかで行き届いたサービスの提供に全力を傾けた。とくに数万人のボランティアの誠実さと微笑は全世界を感動させた。ボランティアに参加したある大学の学生は、なんと中国に対して敵意の強かった石原慎太郎都知事の気持ちをも変えさせた。「彼らは非常に親切で、とても礼儀正しかった。中国の新しい世代の若者は明らかに国と社会の将来に期待を抱いており、私は彼らに青春の活力を感じ、大変羨ましかった」

国際オリンピック委員会広報部のデービス部長は8月17日、人民ネットの単独インタビューに応じた際にこう語っている。「わたしたちはこの麗しい16日をしっかりと記憶するだろう。この16日間に同時に行われる28競技の試合は非常に複雑であり、裏方の仕事は非常に膨大な量だ。北京五輪組織委員会の準備は万全で、徹底して実行されており、準備作業は少しの乱れもない。円滑な運営や壮大な競技会場、完ぺきな試合から、準備作業が成功を収めたこと、非常に素晴らしいことが分かる」

もちろん、多くの称賛を得たとはいえ、北京五輪はサービス面で最善ではないことも、われわれは承知している。重要なのは、主催者が全力を尽くしていと見てくれたことだ。主催者は五輪競技での奇跡を掲げると同時に、実際、自らの奇跡も創造した。より開放された、より主動的な、より精緻なサービス精神。これは恐らく五輪が北京に、主催国の若い世代に残した貴重な精神的遺産の一つとなるだろう。多くの人がポスト五輪時代の北京と中国について論じ始めた。フェルプス選手とボルト選手などの“神話的人物”が帰路についたとき、五輪が主催国に与えた精神が浸透し始めていくだろう。五輪の洗礼を受けた中国は、さらに速く「富強、民主、文明、調和」という強国の夢を実現すると確信している。

「チャイナネット」2008年8月19日

 

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