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東洞庭湖湿地には長江イルカとシフゾウが種の群の回復が始まっている |
発信時間: 2009-08-30 | チャイナネット |
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この8年間、湖南省の東洞庭湖保護区は生物の多様性に対するモニタリングを強化してきた。モニタリングにより、洞庭湖区域で長江イルカ約132頭とシフゾウ50頭が生息していることが明らかになっている。 一年じゅう岳陽県麻塘鎮(町)一帯の洞庭湖の中で漁労にたずさわっている顔昌富さんによると、このほど、夕方になると、群れをなす長江イルカが洞庭湖の水面を跳びはねたりじゃれたりすることを目にし、「少ない時は6、7匹で、多い時は10匹に達する」。 東洞庭湖国家自然保護区管理局副局長の蒋勇さんによると、ここ数年来、洞庭湖の水質汚染対策に伴って、長江イルカは絶滅に瀕する状況から抜け出す可能性が見えてきた。同時に、毎年の春季の漁労禁止も長江イルカに十分なエサ源をもたすことになった。 今年1月、東洞庭湖国家自然保護区管理局はこの保護区のいくつかの稀少な種に対する調査を始めた。調査の結果、この約10年来、この区域で生息しているシフゾウはすでに東洞庭湖で新しい種の群を形成したことが明らかになっている。蒋勇さんによると、洞庭湖のシフゾウは中国において自然な状態の下で生息している野生化の度合が最も高いシフゾウの群である。 これと同時に、ハクチョウ、サカツラガンも5年前の約3000羽と800余羽からほとんどゼロに減った状況の下で、2006年から越冬した種の群がまた回復していることが見受けられた。4年間の閉鎖的管理を通じて、現在鳥類の数は約5万羽に定着し、冬季の最も多い時は12万羽に達するようになった。
「チャイナネット」 2009年8月30日 |
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