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天安門の照明が省エネに 消費電量は半減 |
発信時間: 2009-09-15 | チャイナネット |
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新中国成立60周年の祝典が目の前に迫る中、天安門広場を重点とした北京市国慶節60周年夜間照明改善プロジェクトが基本的に終了した。 天安門地区の夜間照明改善プロジェクトは、主に天安門の赤い壁の照明と記念碑や国旗ポールの基礎照明、金水橋や見学台の照明だ。市内の都市インフラや公衆衛生を管轄する北京市市政市容部門は、天安門広場全体の明るさ計画の指数に基づいて、適切な明るさや高効率の照明を選んだ。 使用されたのは、エコ照明の発光ダイオード(LED)とメタルハイライド。LED照明は電力変換効率も高く、これらは共には省エネ基準に達している。そのため天安門広場の夜間照明の電力消費量は、以前の210.2キロワットから100キロワットと半減した。 その他にも二酸化炭素と二酸化硫黄の排出量がそれぞれ20トンと0.8トン減少。こうした省エネや排出削減の効果は、約5ヘクタールの森林面積が増えるのと同じで、環境も効果的に改善された。 古い建築にやさしいLED照明 天安門広場の南にある正陽門の照明も完成した。明・清時代の北京城の正門だった正陽門は、前門大街と互いに引き立て合って古都の風情を醸し出している。市政部門は正陽門のすべての照明カバーと電球を取り替え、より明るく消費電力が少ないLED照明に換えた。 このLED照明は、以前の省エネ照明に比べて約20%の電力を節約することができ、熱くもならず紫外線や赤外線も出ない。また水銀が使われていないため、千年の歴史を持つ古い建築物を傷めることはない。 その他にも「駿馬飛躍」がテーマの馬甸橋、「竹報平安(竹が平安を報告)」がテーマの紫竹橋、「青い磁器」がテーマの劉家窯橋、「氷」がテーマの玉泉営橋、「ファッション都市」がテーマの大望橋の夜間照明の改善プロジェクトも続々と完成している。
天安門をパトロールする武装警察(9月14日) |
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