ホーム>>生態環境>>動植物保護
農業部 豊作が見込まれる今年の食糧生産
発信時間: 2009-09-27 | チャイナネット

中国農業部の陳暁華副部長は26日に「国慶メディアセンター」で行われた「新中国成立60周年以来、特に改革開放30年の中国農業の発展成果」の記者会見で、これから特に重大な自然災害が発生しなければ、秋に収穫される食糧は増産が望め、今年の食糧生産も豊作の見通しだと述べた。

また陳暁華副部長は、秋の干ばつと低温が食糧生産に与える影響と、今年の食糧が増えるかどうかという記者の質問に以下のように答えた。

「今年も5年連続で豊作だったことを理由におろそかにすることなく、各項目の食糧生産作業をしっかり実施している。今年の食糧生産は、金融危機の影響と深刻な干ばつの下で展開しており、各方面の努力で上半期の夏に収穫した食糧は、中国成立以来初めて連続6年の増産を実現し、早稲も豊作で、今年の豊作に堅固な基礎を固めた」

「しかし8月以降、東北と南の一部では非常に深刻な干害が襲い、干ばつ地域の食糧生産にある程度の影響が出た。また数日前には東北の一部の地域で気温が大幅に下がり、霜が降った地域もあるが、毎年この時期には霜が降り始める。それに発生範囲は狭く持続時間も短かかった。また霜が降った場所は主に森林や草原で、主要な農業地域での霜の害はなく、最近では最低気温が0度以上で日照条件もよいため、秋に収穫する作物の成熟や成長に有利だ」

「今年の秋に収穫する食糧面積は約83万ヘクタール増加した。これは主に生産量が多いトウモロコシと水稲だ。また秋に収穫する食糧の種まきと前期の生産基礎はともに良好で、前期の成長の勢いもここ数年でも一番よい。挑戦に直面して効果的な農業災害の防止や対応、後期の畑での管理措置も有効に働いた。9月24日までに秋に収穫する全国の食糧面積は総面積の28%に達し、取入れの早い西南地区ではすでに74%が終了した。収穫情況を見ると、これらの省の安定生産や増産の勢いは比較的顕著だ」

「チャイナネット」 2009年9月27日

  関連記事

· 黒竜江省開墾地区「北大荒」は豊作間近

· 実りの秋の「大食糧庫」

· 世界食糧計画、今年の飢饉人口は史上最高の10億2千万人

· 中国のハイブリッド米、毎年7千万人分の食糧に

  同コラムの最新記事

· 国慶節の安全を担う武装警察犬

· 愛らしい動物たち

· 中国、秦嶺にパンダの野生化訓練実験拠点を設置

· 湖南省隆回県で珍しい「双子のスイカ」を発見

· ホッキョクギツネが南寧に