中国外交部の姜瑜報道官は、中国がデンマークのコペンハーゲンで行われていた国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)を「乗っ取った」と非難されたことについて記者の質問に答えた。
記者:イギリスのエド・ミリバンド気候変動・エネルギー大臣は20日にイギリス誌「ガーディアン」で、中国がCOP15の交渉過程を「乗っ取った」と非難する文章を発表したが、これに対してどうコメントするか。
姜瑜報道官:各方面の共同努力でCOP15は重要な成果をあげ、幅広いコンセンサスに達し、多くの発展途上国の支持を得た。中国はこの会議のプロセスを推進するために困難な努力をして、多くの作業を行った。また広く発展途上国の利益を守るために、国際的なコンセンサスの堅持に貢献したが、これはだれの目にもはっきりしていることで、疑いようもない事実だ。
イギリスの一部の政客が中国に対して発表した言論は、明らかに政治的な企みがある。その目的は発展途上国に対して実行すべき義務を逃れ、発展途上国の関係をそそのかすものだ。このような企みは思い通りにはならない。私たちは彼らの誤りを正し、発展途上国に対する履行すべき責任を適切に履行して、国際社会の気候変動への対応の協力を妨げないよう促した。
「チャイナネット」 2009年12月22日 |