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中国における動物福祉法の立法はまだ遠いのか |
発信時間: 2009-12-25 | チャイナネット |
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趙継勲氏、「経済レベルに着目すると、立法にはまだ時間が必要」
中国農業大学動物医学院の趙継勲教授 「国情からみれば、中国における動物福祉法の立法はまだ時間を必要とし、短期間に本当の意味で確立することはできず、経済成長の基礎を踏まえて徐々に立法していくべきだと思う」と趙継勲氏は述べた。 また、趙継勲氏は、「動物虐待行為の根本原因は社会保障システム、経済成長レベル、人々の思想認識と大きな関係がある。思想認識の問題は解決しやすいが、社会保障、経済成長の問題は解決しにくい。社会・経済成長がかなりのレベルに到達した後、立法もようやく一定のレベルに達することができる」との考えを示した。 「今、中国で動物福祉法を実施すれば、一部業界の従事者が失業に直面するばかりでなく、規範に合う屠畜場を建設し、自由市場を改善すれば、メーカーのコストも増加し、消費者物価も上昇するだろう。しかし、中国ではまだ数千万の貧困人口が存在しているため、経済成長、国民生活保障のほうが当面の急務だ。」 「私はかつて何人かの動物保護に従事するヨーロッパの専門家に以下の問題を聞いたことがある。『ヨーロッパでは農場動物の福祉を提唱し、ニワトリを放し飼いにするように求められている。放し飼いはコストが高く、卵の価格も高くなるが、今回の世界経済危機の下で、放し飼いにしたニワトリの卵を買うヨーロッパ人は多くなったのか、それとも少なくなったのか』と聞くと、相手は返事ができなかった。すべての現象の裏に経済問題がある。経済問題が先に解決されなければ、動物福祉法をどのように確立するというのか。たとえ確立しても実施するのは難しいだろう」趙継勲は語った。 「人類社会が現在のように発展し、人類と動物が共同で進化する間に、人類はすでに食物連鎖の最高点に立ち、動物にとってより良い生存空間を与えられるだけの能力と道徳を持っている。人類社会にはまだ戦争、飢餓などの多くの問題があるが、動物保護の問題はすでに圧倒的多数の人に認識されているため、中国における動物福祉法の立法はスタートを切れる時が来ている。動物自身の生存状況および人類と動物がどのように調和して共存していくのかを広範にアピールし、人々が動物福祉法の必要性と切実性を理解するようにしなければならない」と趙継勲氏は呼びかけた。(本誌記者 繆暁陽) 関連情報 『中国動物福祉法』の模擬コンテストとオフィシャルサイト「動物福祉保護実例募集」の活動(詳しい情況:http://gongyi.sohu.com/s2009/dongwufuli/) 「北京週報日本語版」2009年12月25日
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